さまざまな婦人科疾患に対応しています。
「病院へかかる程の症状ではないし、何を検査したら良いか分からない」「会社の検診では婦人科検診がないので気になっていた」などの理由から受診をためらっている方へ、ぜひ定期健診をお勧めいたします。
子宮頸がん、子宮超音波検査がまだの方は、各検診にベーシックをプラスしていただくのをお勧めいたします。
問診の内容により、保険適用となる検査もございますので、保険証をお持ちください。
超音波以外の検査結果は、2週間後に来院していただき説明します。
時間 約30分
料金 9,800円
時間 約30分
料金 29,000円
時間 約60分
料金 23,000円
時間 約60分
料金 12,000円
自覚症状や困った事が無ければ、なかなか婦人科を受診しようとは思わないものです。
しかし婦人科の病気には、子宮頸がんのように無症状で進行してしまう病気や、不妊症の原因になる病気もあります。
このような病気は早期発見・早期治療が重要で、20歳を過ぎたら年一回の定期検診を受けることが推奨されています。
基本は子宮頸がん検査と超音波検査(エコー検査)の二つです。
子宮頸がんは症状を伴わず進行する怖い病気ですが、早期発見すれば完治を目指せる病気です。
超音波の検査では、子宮と卵巣に物理的な異常がないかを見ることが出来ます。
例えば、卵巣嚢腫、子宮筋腫、子宮肉腫、子宮内膜症、等々いろいろな事が分かります。
この二つの検査は両方行っても1分以内で済みます。
こんなに手軽に受けられて、病気の予知能力が高い検査は他にはなかなかありません。
学校や会社で年一回以上健康診断があるのと同じように、何も症状が無くても年一回は婦人科検診をうけるように強くお勧めします。
正常な生理の周期は、生理の開始から、次の生理が始まる前日までの期間が24~45日です。この範囲を外れる場合が生理不順です。
生理不順には様々なタイプがあります。
どういうタイプの生理不順なのかを問診します。他には血液検査でホルモンの異常がないかをチェックしたり、超音波検査で子宮・卵巣の状態を確認します。
治療は、経過観察で良い場合からホルモン補充が必要な場合など様々ですので、診察や検査結果を参考にして決めます。
ほとんどの場合は治療が必要ないものが多いのですが、中には治療を要するものもあります。安心のために、一度受診されることをお勧めします。
加齢と共に減少したホルモンを補い、更年期障害の症状を軽減させるのがホルモン補充療法です。
女性ホルモンには「卵胞ホルモン・・エストロゲン」と「黄体ホルモン・・プロゲステロン」があります。40代後半から50代前半くらいの閉経期に一気に分泌量が減少します。個人差がありますが、自律神経の働きが乱れイライラしたり怒りっぽくなったり、血管運動にも影響して、ほてりや下半身の冷え、精神的にも不安定になったり、不眠、うつっぽいなどの「更年期障害」がおきてきます。
ホルモン検査を行い不足しているホルモンを、
①注射 ②貼布薬 ③内服薬 により補っていきます。
しかし、薬剤に対する反応や症状には個人差がありますので、足りない分を補充したらすぐに症状が軽くなるというわけではありません。
また副作用として、子宮内膜がんや乳がんのリスクがやや上がります。ホルモン補充療法を受けている間は医師の指導のもと、ホルモンレベルを定期的にチェックするとともに、がん検診も行ってください。
生理の時に、多くの女性が腹部の痛みなどを感じます。一般的に生理に伴う痛みを生理痛と呼びます。また、生理中だけでなく時期によって、下腹部の痛み以外にも様々な症状を伴うことがあります。
なかでも日常生活に支障をきたすほど重症の場合を月経困難症と呼び、検査や治療の対象となります。
月経困難症は、機能性と器質性の2つのタイプに分かれます。
機能性月経困難症とは、器質性のような明らかな病気の要因はなく、ホルモン分泌量が多いなどの体質や心理的なストレスなどが原因で起こると考えられているものです。一般に、思春期~20代前半に多い生理痛です。主な要因は、原因となるホルモンの分泌量が多い 、子宮や卵巣が未成熟、冷え、ストレスなどがありますが、月経の前後など、どの時期に多いかで要因や症状が異なることがあります。
器質性月経困難症とは、子宮や卵巣になんらかの病気が隠れているもので、検査や治療が必要です。20代後半から多くなり、生理痛をはじめとする症状は、生理初日~3日目頃を過ぎても続き、生理期間以外にも痛みが生じることもあります。主な原因は、子宮内膜症 、子宮腺筋症、子宮筋腫などです。
まず器質的な異常を確認する為に、超音波検査などを行います。機能性月経困難症の場合は、ホルモン検査などを追加する場合もあります。
病気が隠れていない月経困難症の治療法は痛みの軽減です。薬の処方に加え、普段の生活の中でできる方法があります。積極的に取り入れていきましょう。
女性の腹部には子宮、卵巣以外にも膀胱や腸、腎臓など大切な臓器があります。子宮や卵巣以外の原因で腹部に違和感や痛みが引き起こされることもありますが、内科や外科、婦人科と、どの科を受診すべきなのかわからないものです。悩まずに、まずご相談ください。婦人科以外での治療が必要と判断した場合は他の専門機関をご紹介させていただきます。
排尿時痛、頻尿、下腹部違和感、残尿感
尿検査ですぐに判定できます。
温度や種類は何でも構いませんので、水分を1日2ℓ程度摂取するようにしましょう。排尿を我慢しないで、こまめにトイレに行くようにしましょう。症状が強い場合には、抗生物質を処方します。
腰背部痛、血尿、発熱
尿検査、血液検査、超音波検査
水分摂取と、抗生物質による治療が必要です。
数日排便がない。便が硬く、排便痛がある。周期的な腹痛がある。
便秘以外にも原因がありそうな場合には他の臓器に異常がないか、超音波やレントゲンの検査で腸に異常がないかをチェックします。
下剤の処方。また便秘にならない食生活なども説明させていただきます。
便が緩くなっている。
他の臓器に異常がないかチェックします。
整腸剤を処方いたします。
便に血液が混じる。黒色の便が出る。
専門医の診察を受けたほうが良いので、ご紹介させていただきます。
腟や子宮から分泌されるおりものは、腟の粘膜を潤して老廃物を排出したり、病原菌が入らないようにしたり、性交時に精子を通りやすくしたり、量や性状でトラブルのサインを発するなど、その役割はとても重要です。また分泌のリズムは、月経に合わせて周期的に変動します。
正常なおりものというのは、無色透明あるいは白色で臭いはありません。かゆみや痛みは伴いません。ただし、下着やナプキンにつくと多少黄色っぽくなることもあります。 また、おりものは個人差があり、個人差により体質的に多い方も決して少なくありません。
<生理周期とおりものの変化>
月経直後は、おりものはほとんど分泌されず、しばらくすると半透明のおりものがみられます。
排卵が近くなると、しだいに量が増え、排卵直前になると、透明で糸を引くようなおりものになります。
排卵後は、少しずつ量が少なくなり、粘り気がなくなり、白っぽいクリーム色のおりものになります。
月経直前になると、少量のうす黄色いおりものがあります。少しにおいがあったり、薄茶色になる場合もありますが、これは月経血による影響のためで、病的なものではありません。
閉経した方では生理での変化はなくなります。
※自分の生理周期を知るためには、『基礎体温表』を付けることをお勧めします。
いつもと違うおりものだったり、かゆみを伴う場合、様々な原因が考えられます。
標準的な基礎体温表の形
生理開始後、排卵までの期間です。排卵するまでの期間により個人差があります。
排卵後次の生理までの期間です。低温期より0.3°以上高ければ正常です。
高温と低温に分かれていることを2相性といい、それぞれの期間は14日間くらいです。10日未満や日によって高温にならないなどの場合は、黄体機能不全が疑われます。
ガタガタなグラフの方は、不規則な生活や無排卵、ホルモンバランスの乱れなどが考えられるので、生活を見直して定期的な婦人科健診をお勧めします
また、高温が長く続いている方は妊娠の可能性がありますので産婦人科を受診しましょう。
妊娠を望み、不妊治療まではまだ考えていない方は、婦人科で基礎体温と卵胞の状態をみながら相談する「タイミング法」があります。1ヵ月以上基礎体温をつけてご来院ください。受診のタイミングは低温期が望ましいです。
次回の生理予定日が、旅行やスポーツ、重要なイベントなどの日程と重なってしまう場合、ピルを服用することで生理周期をずらすことができます。月経移動には、生理を早める方法と、遅らせる方法があります。次の生理予定日までの日数で、方法の選択を行います。生理を早めたい場合は、生理開始後1 週間以内、 生理を遅らせたい場合は、生理予定の2 週間前までに受診してください。
成功率は100%ではありませんのでご了承ください。
生理が始まって5日目より生理を避けたい日程の2週間前まで1~2週間ピルを服用します。ピル内服終了日の数日後から出血が始まります。 生理を早めたい方は、できるだけ早く受診してください。
生理を避けたい期間に薬を飲まなくてすみます。
薬の内服期間中に少量の出血がある場合があります。
生理予定日の7~10日前から、生理になりたくない日程の最終日まで内服します。服用を止めて数日後に出血が始まります。数日後に始まる生理を遅らせることはできませんし、3週間以上遅らせることも難しいです。 この方法では排卵日以降にピルを内服するので、妊娠の可能性が無いことが条件になります。
正しく服用すればほぼ確実に月経を遅らせることができます。(早める方法よりも確実です。)
ピルによる副作用(個人差あり)が出た場合には、内服中ずっと辛くなってしまう場合があります。
ピルは1日1回1錠を24時間ごとにきちんと内服する必要があります。 飲み忘れると、生理がきてしまうことがあります。 副作用としては、吐き気、気持ち悪さ・頭痛・乳房痛などが出ることがあります。
薬代 \3,000~ (2週間服用の場合。診察料は含まれません。)
症状がないとなかなか病院には足を向けにくいですが、性感染症、中でもクラミジア・淋菌・エイズ・B型肝炎・梅毒は自覚症状が少なく感染者が増えています。
自分の体を守るためにも心当たりのある方は早めの検査を受けましょう。
いつもと違うと感じた時、相手や自分に不特定のパートナーとの性交があった場合、検査をお勧めします。
検査は内診や採血でわかる、痛みを伴わない簡単なものです。
病名 | 検査方法 | 治療方法 |
---|---|---|
クラミジア頸管炎 | おりもの検査 | 抗生物質の服用 |
その他のクラミジア感染症 | 血液検査 | 抗生物質の服用 |
淋病 | おりもの検査 | 抗生物質の服用・点滴 |
HIV抗体(エイズ) | 血液検査 | 専門機関をご紹介 |
B型肝炎 | 血液検査 | 専門機関をご紹介 |
C型肝炎 | 血液検査 | 専門機関をご紹介 |
梅毒 | 血液検査 | 抗生物質の服用 |
カンジダ膣炎 | おりもの検査 | 膣洗浄して薬を入れる、塗布剤の処方 |
トリコモナス症 | おりもの検査 | 膣洗浄して薬を入れる、抗生物質の服用 |
性器ヘルペス | 視診又は血液検査 | 抗生物質の服用、塗布剤の処方 |
尖形コンジローマ | 視診 | 塗布剤の処方、電気焼灼での外科的治療 |
毛じらみ | 視診 | 薬の処方、剃毛 |
疥癬(かいせん) | 視診 | 塗布剤の処方、抗生物質の服用 |
性感染症とは、性行為によって感染する病気の総称です。性行為とは、セックス以外でもディープキス、ペッティング、オーラルセックス、アナルセックスなど、道具を使った行為も含まれます。感染源は、体液(精液、膣分泌液、血液など)の中に含まれ、粘膜(陰茎、膣、肛門、尿路、口腔、喉など)を介して感染します。
性感染症と診断されたら、必ずパートナーも治療をしましょう。
感染経路や症状、治療法は疾患ごとに様々です。近年増加している疾患と、検査ごとに分かる疾患を示します。
ヒトパピローマウィルス (HPV)の感染を予防するワクチンです。
HPVには100種類以上の型があると言われていますが、その中の6型、11型、16型、18型の感染を予防するワクチンが、現在日本で承認されています。
HPVは、型によっては子宮頸がん、尖圭コンジローマ、疣贅(イボ)などの原因となるウィルスです。皮膚と皮膚(粘膜)の接触(主に性交渉)により感染するごくありふれたウィルスで、全ての女性の約80%が人生で一度は感染しています。感染してもほとんどの人が自然に体から排除されますが、一部の人では排除されず様々な病気になります。
このワクチンは全ての型のHPV感染を防げませんし、すでに感染しているHPVを排除したり、発症したがん細胞を治す効果はありません。子宮頸がんを完全に防ぐためには、婦人科で診察の上、ワクチン接種を受けてください。予防ワクチン接種後も、1年に1度は子宮頸がん検診を受けることをお勧めします。
電話でご予約ください。接種の相談でご来院されても構いません。
※中学生以下の方は、保護者の方の同意が必要になります。
当院では「サーバリックス」と「ガーダシル」の2種類のワクチンを取り扱っておりますが、ご予約いただいてからの取り寄せになります。
HPVは子宮頸がんなどの原因となるHPV16、18型などの「高リスク型」と、尖圭コンジローマ等の原因となるHPV6、11型などの「低リスク型」に分類されています。
サーバリックスは「高リスク型」、ガーダシルは「高リスク型」と「低リスク型」を予防します。
サーバリックス、ガーダシルのいずれについても、子宮がんなどの原因となるHPV16、18型の「高リスク型」に起因する子宮頸がんなどの予防効果が認められていますが、効果について直接比較したデータはありません。
その他よくある質問をQ&A集にまとめております。
目黒区では一部の対象者への子宮頸がん予防ワクチンの助成があります。
助成対象:目黒区にお住いの小学校6年生~高校1年生の女性
緊急避妊とは、避妊せずにセックスしてしまった場合や、コンドームが破けるなど避妊の失敗が起こった場合などに、緊急で妊娠を防止するという方法です。
代表的な方法は、性交後72時間以内に緊急避妊ピルの内服です。
その他 緊急避妊薬 Q&A集 を参考になさってください。
避妊方法にはいくつかあり、避妊率や費用が異なります。妊娠を望まない方の、個々のライフスタイルに合った避妊方法のご相談にのります。
避妊失敗率 : 約0.1~0.8%
女性ホルモンの錠剤を、毎日1錠ずつ飲むことで排卵を防ぐ方法です。タバコを吸わない健康な女性であれば、10代から40代まで幅広く使え、避妊効果以外にも月経不順・月経困難症・PMSなどの改善が期待できます。服用により卵巣がんや子宮体がんのリスクを下げることができ、妊娠を希望する時点で服用を中止すればよいので、未婚女性などにお勧めの避妊法です。
飲み初めに吐き気や不正出血などの副作用が出ることがあります。重篤な副作用に血栓症があります。血栓症のリスクがあるのは、喫煙者・肥満の方・40歳以上の方・高血圧や糖尿病などの基礎疾患がある方などです。長期間ピルを服用する場合は、これらの副作用のチェックが必要になります。
当院では、産婦人科の専門施設として、ピル内服中の方へ定期診察や相談を行っております。
避妊失敗率:約0.1~1%
子宮内に避妊具を挿入して着床や排卵を防ぐ方法です。2~5年ごとに入れ替えるだけで、手間が無い事が利点です。子宮内に挿入する操作が必要になりますので、経膣分娩をされた方に適しています。出産後に次の妊娠まで期間をあけたい方、長期の避妊を望む方、子供を産み終えた方に好まれる避妊法です。
避妊失敗率:約0.1~0.5%
手術によって女性の卵管を縛り、卵子や精子が通れなくする方法です。一度手術をすると元に戻すことは困難ですので、今後全く妊娠を希望しない方のみ選択できる方法です。当院では帝王切開の時などに一緒に行い、単独では行っておりません。
避妊失敗率:約3~15%
もっとも選択されている避妊法です。他の避妊方法に比べ、価格が安価で使い方が簡便であり性感染症の予防にもなるという点が最大の利点です。確実性がやや劣る為、他の避妊方法との併用も推奨されています。
※膣外射精や安全日(オギノ式)では、確実性に乏しいため、お勧めできません。
「若くきれいで、毎日元気で過ごしたい。」
全ての女性が願うことではないでしょうか。
月経があり、子宮を持つ女性は男性と違いホルモンの影響で体調に変化が現れます。
逆に、女性機能をしっかりとケアしていくことで、体調やお肌を整え輝く女性になることができます。
当院では、一生涯の女性のトータルヘルスケアを追求し、産婦人科の視点でサポートします。
以下のような方へ
加齢と共に減少したホルモンを補い、更年期障害の症状を軽減させるのがホルモン補充療法です。
女性ホルモンには「卵胞ホルモン・・エストロゲン」と「黄体ホルモン・・プロゲステロン」があります。40代後半から50代前半くらいの閉経期に一気に分泌量が減少します。個人差がありますが、自律神経の働きが乱れイライラしたり怒りっぽくなったり、血管運動にも影響して、ほてりや下半身の冷え、精神的にも不安定になったり、不眠、うつっぽいなどの「更年期障害」がおきてきます。
ホルモン検査を行い不足しているホルモンを、
①注射 ②貼布薬 ③内服薬 により補っていきます。
しかし、薬剤に対する反応や症状には個人差がありますので、足りない分を補充したらすぐに症状が軽くなるというわけではありません。
また副作用として、子宮内膜がんや乳がんのリスクがやや上がります。ホルモン補充療法を受けている間は医師の指導のもと、ホルモンレベルを定期的にチェックするとともに、がん検診も行ってください。
自然の生薬をつかい身体自体の体質を変えることにより、体調を整えていったり、病を改善させます。
古くからの歴史ある方法で、より安全に行うことができ西洋医学の場でも様々な診療科にとりいれられています。アンチエイジングにおいても症状によっていろいろな漢方を使い分けます。
当院ではサプリメントも含めて、その人その人にあった療法を探っていきます。
漢方は、ホルモン補充療法やプラセンタ療法に比べれば効き目があらわれるのに期間を要するため他の療法と併用することが多いです。
プラセンタとは哺乳動物の胎盤のことです。
胎盤の成分・・・必須アミノ酸を含む10数種類のアミノ酸、ビタミン、ミネラル、活性ペプチドなど豊富な栄養成分によって構成されています。
はたらき・・・細胞の活性化、新陳代謝の活性化、免疫力の強化、炎症を抑える、血流を良くする、ホルモンバランスを整える、自律神経のバランスを整える、肝臓の働きを強めるなどプラセンタを使って、様々な病気の臨床治療に応用する療法を「プラセンタ療法」といい、当院では①ヒトプラセンタエキスの注射 ②プラセンタエキスの服用の方法を用いています。
出産時に娩出される胎盤(プラセンタ)を原料としてつくられたメルスモンという注射薬を皮下注射します。
メルスモンは1956年厚生省認可を受けており、母子共に健康な(エイズや肝炎などを持たない)母体の胎盤のみを原料とし病原微生物は混入することなく、更に高温過熱・加水分解を行い全ての微生物(ウィルスや細菌)は死滅してしまいます。胎盤には血液やホルモンが豊富に含まれていますが、それらは製造過程で100%除去されるため、注射液中には全く含まれません。認可後、重篤な副作用報告もなく、非常に安全性の高い注射です。
当院でプラセンタ注射をされた方のほとんどがリピートしており、高い効果を感じられるようです。
更年期の症状で接種されている方がお肌もツヤツヤし、美容効果を体感されています。
注射後は・・・
当日も普段どおりの生活で大丈夫です。お酒もスポーツも入浴もOK!まれに注射部位が重く感じたり、鈍痛が残ることがありますが、ほとんど数時間で消えます。皮下出血をすることがありますが、1~2週間で消え、温めると早く消えます。注射部位は揉まないでください。腕だけでなくご希望でおしりに注射することもできます。
症状 | 通院頻度 | 通院期間 |
---|---|---|
生理不順 | 週1回 | 3~6ヶ月 |
脱毛症 | 週1回 | 2ヶ月 |
花粉症 | 週1~2回 | シーズン中 |
アンチエイジング | 任意 | 1~6ヶ月 |
にきび | 週1~2回 | 1~3ヶ月 |
肌荒れ | 任意 | 1~2ヶ月 |
しみ・しわ | 任意 | 1~6ヶ月 |
慢性疲労 | 任意 | 1~2ヶ月 |
※通院頻度や通院期間は、お身体の調子や生活スタイルなどにより、結果の出方や感じ方に個人差がありますのであくまでも目安となります。
当院では治療だけでなく、必ず定期的な問診、検査(採血・子宮体がん検査・超音波による子宮のチェック)をさせていただきます。最近では、美容目的でプラセンタ療法を手軽に受けられるようになりましたが、特にプラセンタ注射は子宮体がんや子宮筋腫の発症や血栓症のチェックが必要なため、産婦人科医として責任をもってフォローさせていただきたいのでご理解ください。
ジャスミンコース 時間 約60分 23,000円
※保険適用時は初再診料がかかります。
不正出血とは、性器からの出血で生理時以外に出血することです。量や色は原因によって様々です。いつもの生理と違うかな?と思ったら不正出血を疑いましょう。
不正出血で考えられる原因は、以下のものがあります。
不正出血が起きる時期を確認してから、内診や超音波検査や細胞診検査などで器質的な異常がないかを確認します。場合により血液検査や尿検査を行います。
治療法は出血の原因により異なりますので、原因を特定する為に診察が必要となります。
最も多い原因であるホルモンバランスの異常は、経過観察で良い場合もありますし、ホルモンを調節することで良くなる場合もあります。
ほとんどの場合は治療が必要ないものが多いのですが、中には治療を要するものもあります。安心のために、一度受診されることをお勧めします。
月経前症候群(PMS)とは、「月経の1~2週間位前からおこり、月経開始とともに消失する、周期性のある一連の身体的、および精神的症状を示す症候群」と定義されています。簡単に言うと、生理前に体調や気分が悪くなり、生理が始まると自然に軽快する状態のことをいいます。
身体的症状・精神的症状があります。
身体的症状は、下腹部膨満感・下腹痛・頭痛・乳房痛・乳房が張る・腰痛・関節痛・むくみ・にきび・めまい・便秘や下痢・吐き気・動悸などです。
精神的症状は、怒りやすい・憂鬱・緊張・判断力低下・優柔不断・無気力・孤独感・疲れやすい・不眠・パニック・妄想症・集中力低下・涙もろい などがあります。
まずは、悩んでいる症状がホルモンによる影響であるということを、ご自身やご家族が認識することで、とても精神的な安定が得られます。また、生活習慣を見直すことで軽快する方もいます。症状の重い方はご相談ください。
などを組み合わせて、個人個人に合った治療を行っています。
子宮内膜症とは、もともとは子宮の内側にある膜が、子宮の内側以外の場所にできてしまう病気です。子宮の内側以外の場所にできてしまった内膜も、本来の子宮内膜と同じように、生理と同じサイクルで女性ホルモンの影響をうけ、増殖や出血を繰り返します。子宮以外で増殖した内膜や血液は体外に排出されません。そのため、毎月生理のたびに炎症を起こし、ほとんどの場合、閉経するまで少しずつ進行していきます。
子宮内膜症になったすべての人が不妊になるわけではありませんが、不妊女性の20~40%に子宮内膜症がみられます。妊娠の希望に関しては主治医によくご相談ください。
子宮の位置や形を確かめ、子宮内膜症や子宮筋腫などの病気でないか、子宮やその周りの臓器を調べます。問診で検査内容を医師と相談して決めることができます。
年齢やライフスタイル、妊娠の希望などにより治療法の選択は様々です。
すぐに妊娠を希望しないときは‥‥
未婚者や、既婚者でも将来的には妊娠を考えているが今は希望していないという場合は、薬物療法が選択されます。痛みの程度に応じて、自分にあった薬物治療を選択することが望ましいです。
早く妊娠したいときは‥‥
早く妊娠希望がある方は、子宮内膜症の程度に応じて治療方法が異なります。
「子宮内膜症性嚢胞」のある場合は、手術を選択する場合もあります。直接、病変を取り除き、妊娠の妨げになっている癒着をはがします。また、すぐに妊娠を希望しない人でも「卵巣チョコレート嚢胞」が直径5~6cmを超えている場合、疼痛症状が強い場合は手術を選択する場合があります。
子宮筋腫とは、子宮にできる良性の腫瘍で、5人に1人の女性にあるといわれています。 原因ははっきりとわかっていません。大豆くらいの小さなものからスイカくらいの大きいもの、数も1個から10個以上とさまざまです。場所によっては自覚症状のない方も多いです。閉経により改善することからも症状がないかぎり治療の必要はありません。ただ、着床障害や流産の原因となる場合があるので将来妊娠を希望している方は受診しましょう。
治療には、薬物療法から手術まで様々ですが、筋腫の大きさや症状などで決定します。
卵巣の病気は自覚症状がないものが多く、婦人科受診の際に「卵巣が腫れている」と指摘されて驚かれる方は多いものです。卵巣腫瘍とは、卵巣の病気の中の一つです。
また、一言で卵巣の病気といっても、経過観察で良いものから、治療が必要なものまで様々です。
一般的な卵巣腫瘍は痛みがないため、かなり大きくなる(お腹が出てくるなど)まで気付かれないことも多いです。発見のためには婦人科定期健診を受けましょう。
ただし、卵巣嚢腫茎捻転といって、大きくなった卵巣がねじれやすくなり血流が止まってしまうと、激しい痛みが生じ緊急手術が必要となります。
超音波検査が最もよく行われます。体への負担がないため、状態の評価や数か月ごとの経過観察にも有用です。 より詳細に観察するために、CTやMRIを行う場合もあります。 また、腫瘍マーカーという血液検査などもあります。
卵巣嚢腫すべてが手術などの治療の対象になるわけではありません。
自然消失が予想されれば、定期的に大きさなどをチェックして経過を観察します。一方、腫瘍性の病変は自然になくならないので、手術などの治療が必要となります。
子宮内膜が子宮の内側の筋層内に入り込んで増殖し、子宮内の壁が分厚く、子宮全体のサイズも大きくなり、生理時の子宮収縮時に痛みがひどくなります。
子宮自体の肥大化により、生理痛がひどくなる、出血量が多くなる(月経過多)、貧血の症状が出るなどがあげられます。また、生理のとき以外にも下腹部痛や性交痛などがあります。しかし、自覚症状のない人も少なくありません。
経膣超音波で検査します。
粘膜にできるぽこっとしたこぶの様な腫瘍で、子宮内膜にできるものを子宮内膜ポリープ、子宮頚管にできるものを子宮頚管ポリープといい、その殆どが良性で問題になることは多くありません。
子宮頚管ポリープは、普段は痛みなどが無いことから内診でたまたま見つかるという事が多いです。
子宮内膜ポリープは、不正出血を起こしたり、健診での超音波検査で見つかることが多いです。
子宮頚管ポリープは、小さいものは、内診台で、麻酔もせず切除する事が可能です。
子宮内膜ポリープは不正出血や過多月経の原因になったり、不妊症(着床障害)に繋がる場合があるため、必要な方は相談の上切除を行います。
方法は、麻酔(ほとんどは静脈麻酔で、眠っている間に処置が終わります)をかけて、子宮鏡や経膣超音波で観察しながら、胎盤かんし(小さなハサミのような器具)を用いて切除します。
切除したポリープは、異常がないものかを調べるために病理検査に出します。
子宮がんとは、子宮にできるがんのことですが、部位により『子宮体がん』、『子宮頸がん』に分けられます。
患者年齢は、40歳代後半から増加し、50歳代から60歳代にピークを迎え、その後減少しますが、近年は年齢に関係なく増加傾向にあります。
子宮体がんは、エストロゲンによって増殖するタイプと、エストロゲンに関係なく発生するタイプに分けられます。確立したリスク要因としては、閉経年齢が遅い、出産歴がない、肥満、エストロゲン産生腫瘍です。薬剤では、乳がんのホルモン療法に用いられるタモキシフェンや、更年期障害等に対するホルモン補充療法などで用いられる、エストロゲン製剤の単独使用などが挙げられます。その他のリスク要因として糖尿病、高血圧、乳がん・大腸がんの家族歴との関連が指摘されています。
最も多い症状は出血です。特に、閉経後に少量ずつ長く続く出血がある時は、早めに婦人科を受診し、子宮体がんの検査を受ける必要があります。検診などで、子宮がんの検査という場合、子宮頸がんのみの検査を指すことが多いので、注意が必要です。
検査は、超音波検査、子宮内膜の細胞診検査、腫瘍マーカーの血液検査などです。
治療は、病気の広がり具合により外科手術、放射線療法、化学療法などが選択されますが、初期であるほど治療成績が良いので、早期発見が大切です。
患者年齢は、20代後半から30代に急増し、若い女性の発症率が増えています。女性特有のがんの中では乳がんに次いで第2位です。初期には全く症状がないことが多く、自分で気づくことは困難です。そのため、不正出血やおりものの増加、性交のときの出血などに気がついた時には、がんが進行しているということも少なくありません。
がんが進行すると、子宮をすべて摘出する手術が必要になることもあり、妊娠、出産の可能性を失い、女性にとって心身ともに大きな負担となります。また、まわりの臓器にがんが広がっている場合には、子宮だけではなく、卵巣やリンパ節など周囲の臓器も摘出しなければならなくなり、最悪の場合、命を失う危険性もあります。 しかし、早期発見で治療でき、予防ワクチンも出ているがんです。未成年でも性行為のある方、20歳を過ぎた方は毎年の検査が必要です。
検査は、子宮頸部の細胞診検査で、内診時に数秒で終わる痛みのない簡単な検査です。
治療は、手術療法が選択されることが多いですが、早期発見であれば子宮頸部円錐切除術で治療することもできます。
原因としてヒトパピローマウィルス(HPV)があります。HPVの感染経路の一つに性行為があります。多くの場合は、感染しても免疫力によってウイルスが体内から排除されますが、一部の方は排除されずに感染から約10 年以上をかけ、子宮頸がんへと進行する危険性があります。近年は、ワクチンで一部のHPVへの感染を予防できるようになりました。しかし、このワクチンは全ての型のHPV感染を防げませんし、すでに感染しているHPVを排除したり、発症したがん細胞を治す効果はありません。子宮頸がんを完全に防ぐためには、婦人科で診察の上、ワクチン接種を受けてください。予防ワクチン接種後も、1年に1度は子宮頸がん検診を受けることをお勧めします。
女性の腹部には子宮、卵巣以外にも膀胱や腸、腎臓など大切な臓器があります。子宮や卵巣以外の原因で腹部に違和感や痛みが引き起こされることもありますが、内科や外科、婦人科と、どの科を受診すべきなのかわからないものです。悩まずに、まずご相談ください。婦人科以外での治療が必要と判断した場合は他の専門機関をご紹介させていただきます。
排尿時痛、頻尿、下腹部違和感、残尿感
尿検査ですぐに判定できます。
温度や種類は何でも構いませんので、水分を1日2ℓ程度摂取するようにしましょう。排尿を我慢しないで、こまめにトイレに行くようにしましょう。症状が強い場合には、抗生物質を処方します。
腰背部痛、血尿、発熱
尿検査、血液検査、超音波検査
水分摂取と、抗生物質による治療が必要です。
数日排便がない。便が硬く、排便痛がある。周期的な腹痛がある。
他の臓器に異常がないか、超音波やレントゲンの検査で腸に異常がないかをチェックします。
下剤の処方。また便秘にならない食生活なども説明させていただきます。
便が緩くなっている。
他の臓器に異常がないかチェックします。
整腸剤を処方いたします。
便に血液が混じる。黒色の便が出る。
専門医の診察を受けたほうが良いので、ご紹介させていただきます。