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こんにちは。生殖医療です。
今回は、ビタミンDについてお話します。
まずビタミンは大きく分けて「脂溶性」と「水溶性」に分かれ、ビタミンDは脂溶性ビタミンに分類されます。
主な働きとしては、カルシウムとリンの吸収を助け、健康な骨や歯を作ります。
ビタミンDの供給源は「食事」と「体内合成」で、食事(魚類やキノコ類)からは20%未満しかつくられません。
一方の体内合成では、日光にあたると皮膚で紫外線の働きにより、ビタミンDが作られます。
よって、日焼け止めの使用頻度が高くなると、不足を招くリスクが上昇すると言われています。
掲載元:https://www.akanbou.com/topics/topics/69.htmlより引用
近年、ビタミンDと生殖機能の関連についての報告がされています。
ビタミンDが不足すると、ARTの治療成績やAMH、着床能、さらには子宮内膜症や子宮筋腫、妊娠・出産に伴うリスクまで多岐にわたって影響する研究報告があります。
ビタミンDは各臓器や組織にある「ビタミンD受容体」に結合して作用を発揮します。
卵巣や子宮内膜、卵管や胎盤にも受容体があります。
よって、卵巣機能の低下や着床障害に繋がります。
ビタミンDの充足度の指標とされている「25(OH)VD」は、ビタミンDの活性型で、当院で検査することができますので、ご自分のビタミンDがどのくらいあるか知りたい方は、スタッフにお声掛けください。
次回は、亜鉛についてお話します。
商品名:VD
内容量:60カプセル
価格:1,620円(税込)
摂取量:1カプセル(1日のうちで最も食事量が多い食後)
摂取時期:妊娠前・妊娠中
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投稿者/ Contributor
- 浦野晴美・理爺長
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育良クリニック創設者。
どうでもいいことを「理爺長のつぶやき」でつぶやいたり産科医としてのコメントをのせます。 - 院長
- とらママ
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育良クリニックマネージャー。
2011年1月、第一子「とらさん」
2012年6月、第二子「りゅうちゃん」
2014年2月、第三子「うまくん」
2016年4月、第四子「おさる」
2020年10月、第五子・初女子「じら」
(すべて愛称)
を当院で出産。
妊娠・出産・育児の奮闘記を綴ること多し。 - 医療スタッフ
-
医療スタッフ
開院当初からの超ベテラン。
医療的な質問に回答したり、日々のできごとを綴ります。 - 育良事務局
- コンシェルジュスタッフがイベントやお知らせを随時配信します。