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生殖医療科 医療スタッフ

『卵子について③ ~精子と卵子の出会い・着床編~』

皆さん、こんにちは。

生殖医療 培養部 富田です!

最近は暖かくなり過ごしやくしなってきましたが、同時に花粉症が大変な時期になってきました・・・・。

さて今日は、精子と卵子の出会い=排卵と受精についてと着床についてお話します。

ぶろぐ.png

出典元:メルクバイオファーマ発行『WITH YOU BOOKLET

卵巣から排卵した卵子は、卵管采という手のような場所にキャッチされます。

その後、卵管膨大部という場所で精子と出会い受精します。

受精は1個の精子と1個の卵子で成立するので、1つの精子が卵子に入り込むと、他の精子は入ることができなくなります。

受精後、1個の細胞が2個に分かれ、2個の細胞が4個、8個と細胞分裂を繰り返しながら子宮にむかいます。

子宮に到達するのは排卵してから5日目あたりでこの時期には胚盤胞という状態まで育ちます。

この時にはもう、赤ちゃんになる細胞と胎盤になる細胞に分かれます。

着床は排卵してから7日目あたりに子宮内膜にもぐりこみます。

この時、子宮内膜は受精卵が着床できるように、ふわふわのベッドのように厚くなっています。

受精卵ができてからおおよそ12日後に着床が完了し、着床してから10日前後で妊娠の反応が出ます。

簡単ではありますが、3回に分けてお話させていただきました。

次回は精子について話していきたいと思います。

プロフィール/ Profile

育良クリニック

目黒区にある産婦人科です。
患者様へのお知らせや、妊娠育児のあれこれ配信しています。

投稿者/ Contributor

浦野晴美・理爺長
育良クリニック創設者。
どうでもいいことを「理爺長のつぶやき」でつぶやいたり産科医としてのコメントをのせます。
院長
とらママ
育良クリニックマネージャー。
2011年1月、第一子「とらさん」
2012年6月、第二子「りゅうちゃん」
2014年2月、第三子「うまくん」
2016年4月、第四子「おさる」
2020年10月、第五子・初女子「じら」
(すべて愛称)
を当院で出産。
妊娠・出産・育児の奮闘記を綴ること多し。
医療スタッフ
医療スタッフ
開院当初からの超ベテラン。
医療的な質問に回答したり、日々のできごとを綴ります。
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