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今回は、採卵して受精後の卵たちを育てるお部屋『インキュベーター』について紹介します。
インキュベーターは、胚(受精卵)の成長にとって一番理想的なお母さんのお腹の中の環境を再現するように作られています。
胚を観察するためにはインキュベーターから出さなければなりません。
しかし、胚にとってインキュベーターの外に出すことは非常にストレスであり、その後の成長に影響を与える可能性があります。
胚を観察することは必要不可欠な操作であるため、いかに短時間で効率よく胚を観察するかは我々培養士にとって悩みの種でした。
そこで、カメラを内蔵したインキュベーターがこの『タイムラプスインキュベーター』です。
インキュベーターの外に胚を出すことなく、胚の成長を連続して観察することができ、受精やその後の成長の過程で起こる現象を見逃すことなく培養できます。
また、これまでの観察方法では確認できなかった様々な現象を観察することもできるようになりました。
また、当院のタイムラプスインキュベーターは人工知能(AI)を用いた「前核自動検出機能」を搭載しており、より正確な受精判定を行うことができます。
下の図のように前核(精子由来と卵子由来の核)を色付きで検出してくれます。
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投稿者/ Contributor
- 浦野晴美・理爺長
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育良クリニック創設者。
どうでもいいことを「理爺長のつぶやき」でつぶやいたり産科医としてのコメントをのせます。 - 院長
- とらママ
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育良クリニックマネージャー。
2011年1月、第一子「とらさん」
2012年6月、第二子「りゅうちゃん」
2014年2月、第三子「うまくん」
2016年4月、第四子「おさる」
2020年10月、第五子・初女子「じら」
(すべて愛称)
を当院で出産。
妊娠・出産・育児の奮闘記を綴ること多し。 - 医療スタッフ
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医療スタッフ
開院当初からの超ベテラン。
医療的な質問に回答したり、日々のできごとを綴ります。 - 育良事務局
- コンシェルジュスタッフがイベントやお知らせを随時配信します。