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RSウイルスワクチン(アブリスボ)について

当院に通院中の妊婦様へ、RSウイルスワクチンのご案内です。

RSウィルスワクチン(アブリスボ)接種の目的

このワクチンを接種することでRSウィルスに対する抗体が母体に作られます。
この抗体は、胎盤経由で胎児に移行することで、
新生児から乳児期におけるRSウィルスによる下気道疾患発症や感染した場合の重症化を予防します。
ワクチンはおよそ生後6カ月間効果があるとされており、
発症を予防する効果は50%重症化を予防する効果は80%と報告されています。

RSウィルスは2歳くらいまでにほとんどの子供が1度はかかりますが、
7割近くが1歳までに感染し、発熱、咳、鼻水などの症状が出ます。
そのうち1/3が肺炎、細気管支炎などの下気道疾患を起こし、
生後1カ月未満では症状が非典型的で診断が困難な場合があり、
突然死につながる無呼吸発作が起こるリスクもあります。

兄弟姉妹からの感染が多いので、特に経産婦の方に接種をお勧めします。

詳細は健診時にスタッフへお尋ねください。