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理事長のつぶやき 浦野晴美・理爺長

育良っ子の来院

理爺長の浦野です。

加齢やコロナ禍のため、自宅で隠遁生活をしている私にサブマネージャーから連絡が入りました。

内容は以下です(個人名は伏せます)。

「昨日、2000年にご出産されたお母様と娘様が

いいたいぞノート(育良の感想文集)を見たいと来院されました。

大学の看護学部に在学中でこの4月から新4年生になるそうですが、

助産コースに進むとの嬉しいご報告をいただきました。

今年度は授業もなかなかできない状況のようでしたが、

春からは対面での授業も再開されるとのことでした。

お母様も非常に懐かしそうにノートを見ておられました。

担当は高橋助産師だったようですが、

関助産師の名前も書かれていて不在ではありましたが

在籍している旨を伝えると喜ばれていました。

理事長先生にもお伝えすると約束し、娘様には何か質問があればいつでも聞いてくださいね、

とお伝えしたところ喜んで下さり笑顔でお帰りいただけました。」

20003月というと育良も開設4年になっていましたが、

分娩数もまだ300台で職員数も少なく少数精鋭という感じでありました。

私も50歳であり、まだまだ若かった(誰ですか。十分おじいちゃんだと思った人は?)です。

あの頃は育良を利用してお産される方も非常にお産にこだわりを持った方が多く、

助産師たちもお産の勉強のために遅くまで残って自主的に勉強していた毎日でした。

私もまだクリニック内の診察室横にあった応接室で寝泊まりしていて24時間働いておりました。

そんな中で生まれたお子さんですから

きっと探求心を持った良い助産師になってくれることでしょう。

ちなみに、育良でお産される方には医療関係の方のご利用も多く、

そのせいか産まれたお子さんも医療関係に進まれたとお便りをいただくことも多くなっています。

実際に助産師になった方もおられます(新人ですが)。

私は東日本大震災の翌年に院長・副院長が

放射線被害の風評で辞められてしまった福島のある地方都市唯一の産院に

3カ月ですがお手伝いしました。

歴史の長いその産院ではそこで生まれた助産師がおりました。

育良も歴史を刻んでいつかそういう人が現れてくれるといいなと思ったものです。

育良の助産師は助産師になってから

数年は大病院で研鑽を積まれてから来る方がほとんどですので、

私の夢の実現はもう少し先になりそうではありますが。

なお、冒頭で出ました、ご来院されたお母様の担当の高橋助産師ですが

お子さんにも3人恵まれて地域の独立助産師として活躍されています。

コロナ禍で各種教室などがWebで行う時などその準備や運営に元の職員が協力してくれましたが、

それ以前にもいろいろな育良の運営に元職員が活躍してくれることはありました。

このように育良はこれからもお産で利用された方にも

ここで活躍された職員にも実家のような心のよりどころとなってくれるとよいなと思います。

プロフィール/ Profile

育良クリニック

目黒区にある産婦人科です。
患者様へのお知らせや、妊娠育児のあれこれ配信しています。

投稿者/ Contributor

浦野晴美・理爺長
育良クリニック創設者。
どうでもいいことを「理爺長のつぶやき」でつぶやいたり産科医としてのコメントをのせます。
院長
とらママ
育良クリニックマネージャー。
2011年1月、第一子「とらさん」
2012年6月、第二子「りゅうちゃん」
2014年2月、第三子「うまくん」
2016年4月、第四子「おさる」
2020年10月、第五子・初女子「じら」
(すべて愛称)
を当院で出産。
妊娠・出産・育児の奮闘記を綴ること多し。
医療スタッフ
医療スタッフ
開院当初からの超ベテラン。
医療的な質問に回答したり、日々のできごとを綴ります。
育良事務局
コンシェルジュスタッフがイベントやお知らせを随時配信します。

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