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生殖医療科 医療スタッフ

胚培養士の認定資格について

皆さまこんにちは。

今回は、私たち胚培養士の認定資格についてお話させていただきます。

胚培養士としての資格は、どれも学会認定の資格となっています。
国家試験を受け医師、看護師、臨床検査技師となった方々とは異なります。

私たち胚培養士が受験する資格は2つあります。

・日本卵子学会が認定する
 「生殖補助医療胚培養士
・日本臨床エンブリオロジスト学会が認定する
 「臨床エンブリオロジスト

受験資格は、どちらの学会も似ていて
・大学で生物関連の学部などの出身または看護師・臨床検査技師である。
・胚培養士としての1年以上の実務経験がある。
・指定学会に参加をしている。
などの受験条件があります。

資格試験には、筆記・面接に加え臨床エンブリオロジストでは、実技試験もあります。
筆記試験の出題数も、学会ごとに違いますし、面接試験内容も異なります。

私は面接試験では、何を聞かれるんだろう・・・
と呼ばれるまでドキドキしていました。
面接試験が終わってからは、
あの質問に対して、あの答え方で良かったのだろうか・・・などなど思い返していました。

試験に合格すると、5年間の資格が与えられます。資格には更新が必要です。

・臨床の現場に従事している。
・指定学会に参加している。

様々な理由で働けない場合は、3年までは凍結できます。
それ以上の場合は、資格の取り直しとなってしまいます。

現在当院の培養部には、
生殖補助医療胚培養士1名、
臨床エンブリオロジスト1名、
臨床検査技師1名、
1名の計4名が在籍しております。

同じ施設内でも取得している資格が、異なることもあります。

次回は、胚培養士がもう一つ取得している認定資格について、
記事を書かせていただきます。
更新をお待ちください。

プロフィール/ Profile

育良クリニック

目黒区にある産婦人科です。
患者様へのお知らせや、妊娠育児のあれこれ配信しています。

投稿者/ Contributor

浦野晴美・理爺長
育良クリニック創設者。
どうでもいいことを「理爺長のつぶやき」でつぶやいたり産科医としてのコメントをのせます。
院長
とらママ
育良クリニックマネージャー。
2011年1月、第一子「とらさん」
2012年6月、第二子「りゅうちゃん」
2014年2月、第三子「うまくん」
2016年4月、第四子「おさる」
2020年10月、第五子・初女子「じら」
(すべて愛称)
を当院で出産。
妊娠・出産・育児の奮闘記を綴ること多し。
医療スタッフ
医療スタッフ
開院当初からの超ベテラン。
医療的な質問に回答したり、日々のできごとを綴ります。
育良事務局
コンシェルジュスタッフがイベントやお知らせを随時配信します。

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