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第1子育児中、ホルスタインと言われたことがあります、とらままです。
今回の母乳育児、最初はてこずり、退院するときには完全母乳でいけると確信した私ですが・・・
甘かった!
今までの経験もあり、母乳育児で困ることなど無いと安心しきっていました。
退院後1週間(生後2週間)で、黄疸と便秘が心配で育良に行き
黄疸は正常範囲内。
問題は、退院から1週間経つのに体重が全く増えていないということでした。
便秘と言うより、おっぱいが足りていなくて便が出ていなかったのです。(1週間で1回しか出ていませんでした)
頻回に泣くので、しょっちゅう授乳をしていました。飲んでいる間に寝てしまい、寝かせて、すぐ泣いて・・・の繰り返し。
「ずっとお腹が空いていたのか・・・。本当にごめんなさい。」と猛反省。
家に帰ってから、どのくらい出ているのか試してみました。
左右15分間、哺乳瓶に手で搾ってたったの20ml。
赤ちゃんが授乳開始して10分くらいで寝てしまっていたので、出ないお乳に疲れて寝ていたのでしょうね。
確かに、入院中の「お腹いっぱいになって満足した寝顔」ではなくなっていた。観察力が足りなかったなぁ。
助産師さんに教えて貰った通りに
・授乳後、自分で搾りおっぱいを空にする。次の授乳まで時間を空けてためる。
・足りない分をミルクで補う。
を始めました。赤ちゃんの泣きは減ったものの、おっぱいを搾るのが大変。
授乳後に、ミルクを飲ませてから、40分くらいずっと乳搾りをしているので
次の授乳時間がすぐやってきます。「おっぱいが疲れる」という初めての体験。
搾っても、たらっと垂れる程度。暫く搾り続けないとぽたぽたと湧いてこないので40分もかかってしまう。
出る穴自体の数が減っていたので、担当助産師さんに相談しマッサージをお願いしました。
私の担当助産師さんは、乳房マッサージを自己流で身につけた大ベテラン。
短い回数で終わらせられるようにしてくれるが、とにかく痛い。
しかし、かわいい娘のためなら耐えられるし、痛くてもいいので早く何とかしてくださいとすがる気持ちでした。
マッサージを始めて数十分、乳頭の先から、出るわ出るわ黄色いカス・・・
見た目ラードの様な小さい小さい粒が大量に出てきました。
思わず「唐揚げを沢山食べました・・・」と自白しました。おっぱいの状態で食生活までばれているような気がしてしまい・・・。
(でも、唐揚げを食べた翌日にフライドチキンとケーキを食べたことは言えなかった。)
「疲れて、ストレスのせいで、出が悪くなったのかもよ?」と言ってくれましたが、食生活の不摂生は否めません。
入院中の食事を「参考にしよう」なんて思っていたのに、毎日お腹が空きすぎて高カロリーのものばかり求めてしまった。
食べたものでおっぱいが詰まるかどうかは人によるみたいです。
私の母乳は冷たかったらしく、冷えの改善や背中をほぐすこともした方が良いと言われました。
(冷たいお茶にアイスもよく食べていたな・・・。見直すべき点は山ほどある。)
そして、つぶつぶが出きった後には、ぴゅーぴゅー飛ぶおっぱい・・・感動です。
乳房マッサージの手技って凄いなぁ。自分で、もんだり引っ張ったりしたけれど、全く出ませんでしたから。
痛かったマッサージも、ここまで一気に乳管トンネルが開通してしまうとスッキリして、また受けたくなってしまった。
その後、また1週間。
全くミルクを足さない日はまだないですが、1回の授乳で70~100mlくらい出るようになりました。
入院中につけていた育児日誌(授乳やオシッコの回数)も再開しています。(5人目にして初めてちゃんとつけています)
1ヶ月健診の頃には、頻回授乳も8回/日くらいになっているといいな。
授乳をしていて、上の子の時を考えていました。
1人目の時はおっぱいが出すぎて、赤ちゃんがおっぱいに溺れていたなぁ。(飲み込む以上に大量の母乳が出ていたので)
需要と供給が合うまでは、授乳の度に衣服がびしょびしょになるまでに。
更に、私の乳首が大きくて、産まれてすぐはどの子も苦労していました。
乳輪まで含ませると「オエオエ」苦しみ、先端しか含まれないと乳首を噛まれて私は痛かったし。
今回も同じく苦戦しています。
しっかりと吸わせるためには乳輪までくわえさせる必要があります。
乳輪の外側のラインを赤ちゃんが「あむあむ」することでおっぱいが刺激され出ているそうです。
私の乳首の先から乳輪の外側までなんて、この子にとっては遠すぎる・・・。
赤ちゃんが大きく口を開けた瞬間に乳首を奥に押し込み、時にははき出され、時には上手くいき・・・を繰り返しています。
1歳くらいになったら、「大きくて飲みやすいよ、お母さん」と思ってくれると信じ、今日も練習にいそしんでいます。
初めての娘にメロメロの夫は、「窒息しないだろうか」とか「うわわ、あごが外れる~」とか小さな声で感想を呟きます。
小声でも、しっかり聞こえている。
とらまま
投稿者/ Contributor
- 浦野晴美・理爺長
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育良クリニック創設者。
どうでもいいことを「理爺長のつぶやき」でつぶやいたり産科医としてのコメントをのせます。 - 院長
- とらママ
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育良クリニックマネージャー。
2011年1月、第一子「とらさん」
2012年6月、第二子「りゅうちゃん」
2014年2月、第三子「うまくん」
2016年4月、第四子「おさる」
2020年10月、第五子・初女子「じら」
(すべて愛称)
を当院で出産。
妊娠・出産・育児の奮闘記を綴ること多し。 - 医療スタッフ
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医療スタッフ
開院当初からの超ベテラン。
医療的な質問に回答したり、日々のできごとを綴ります。 - 育良事務局
- コンシェルジュスタッフがイベントやお知らせを随時配信します。